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東急リバブル株式会社 勤務 山口雅章さん

東急リバブル株式会社に勤務して、2年目の山口雅章さんのインタビューです。

山口雅章さんプロフィール
40歳の時に交通事故に遭い、頚髄損傷による両上・下肢機能障害を抱え、身体障害1級に。車椅子生活となるが、職業訓練校でリハビリとあわせて社会復帰と自立に向けたトレーニングを受講。2009年10月から、ウィーキャン世田谷の「Illustrator作図講座 基礎〜実践編」を受講し、在宅での就労をめざす。2010年6月より、東急リバブル株式会社に在宅勤務で従事。

障害を抱えてから、今現在のように自立生活されるまでのことを教えてください

実家に戻るのは難しい状況だったため、なんとか自立して生活していく方法はないか、と考えました。結果的には、そのような環境が自分にとっては良かったと思います。自立するために大切なのは、「社会復帰したい」と強く思うこと、「いつまでも落ち込んでいてもしょうがない」とふっきること、そして周囲の人からの励ましがあったことだと思います。自分は、車椅子ラグビーを通じて、同じように障害を持つ人たちと交流できたことが大きな励みになりました。精神的に立ち直ることが、障害を克服して自立する上で大切だと思います。

今の仕事について教えてください

在宅で仕事をしています。会社との必要なやりとりは、主にメールと音声通話システムを利用しています。基本的には自宅で一人で作業を行うため、精神面・体調面とも自己管理できるかどうかが重要だと思います。ただ、全く孤独な状況かというと、そんなことはありません。仕事でわからないことがあれば、会社には同じように障害者で在宅で仕事をしている人たちがいるので、連絡を取り合ってお互い教え合える点は、とてもいいと思います。

山口さんにとって、仕事とは?

仕事は遣り甲斐があるので「明日も頑張ろう」という思いがあります。お金のためだけではなく、自立したい、親を安心させたいという気持ちもあって続けています。

仕事以外の、普段の生活について教えてください

もともと外に出て活動することが好きだったので、障害者になってからもよく外出しています。コンサートや映画を見に行ったり、車椅子ラグビーもやっています。毎日ヘルパーさんが来てくれて、食事や生活に必要なことをやってくれますが、休日の「毎週水曜日は外食の日」と自分で決めて、外で食事をするのが楽しみのひとつです。

ウィーキャン世田谷について、ひとことお願いします

ウィーキャン世田谷のいいところは、やる気のある人には道を開いてくれるところです。働きたいと思っている障害者が、実際にサポートして欲しいと思うことを、適切にサポートしてくれるところが、他の職業訓練校とは違うメリットだと思います。

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