FOR DISABILITIES

本文印刷

東急リバブル株式会社 勤務 平野和人さん

東急リバブル株式会社に勤務して、4年目の平野和人さんのインタビューです。

平野和人さんプロフィール
先天性の障害で少しずつ体が不自由に。大学の英文科を卒業後、企業の海外部や財務経理などを経験。仕事帰りに骨折し、リハビリを受けていたが、リハビリ中に再度骨折したのを期に、車椅子生活に入る。ウィーキャン世田谷では、2ヶ月間ホームページ作成講座を受講し、その後、東急リバブル株式会社の採用が決まり、2007年6月から在宅就労で不動産広告制作に従事している。

今の仕事についたきっかけを教えてください

車椅子生活になってから渋谷のハローワークの紹介で、ウィーキャン世田谷のことを知りました。“就労をめざす”というのを前提にIT講習を受け、受講中に東急リバブル株式会社の採用が決まりました。仕事を始めた時は、業務に対するスキルがほとんど無かったのでとても不安でした。半年くらいは簡単な作図ソフトを使っていたのですが、その後イラストレーターの研修を受けてスキルアップに努めました。

仕事の内容について教えてください

イラストレーターを使って、主に間取(まどり)図や案内図を作成しています。会社から送られてくる下絵をもとに仕様書やテンプレートを使って、決められた描き方で作図を進めていきます。難しい作図箇所を自分なりに上手に描けて検品が通った時は達成感を覚えます。基本的に、依頼を受けてから24時間程度で納品できるように努力しています。以前は自分の受託業務の他に、新人の指導もおこなっていました。

仕事を続けていく上でのコツはありますか?

在宅での仕事は、自己管理が大切です。仕事のペース配分と健康管理も"仕事のひとつ"だと思っています。そのため、意識的に気分転換に努めています。

休日はどのように過ごしていますか?

雨が降らなければほとんど外出しています。行き先のトイレの場所だけ事前にちゃんと確認しておけば、あとは心配なく外出できます。外に出ると気分転換になるし、体力維持のためにも坂道を早く登る訓練などをしています。ちなみに、100メートルなら1分くらいで走れます。

このページの上へ